ガイド / 転職活動の進め方

VOL.1 第5章 / 全6章

求人の探し方と、応募の数

当サイトの100人調査で、「求人の探し方が分からなかった」と答えたのは18人でした。困ったことの中で、いちばん少ない数です。

求人は、探せば見つかります。 迷うのは、見つけたあとです。どれを選べばいいのか、この求人票の言葉は何を意味しているのか。

取材した方のひとりは、求人票の言葉そのものに苦労したと話していました。

カスタマーサポートって何とか、コールセンターのSVとか受けたんですけど、SVって何みたいな、そんなところから

この章では、探し方よりも、選び方と読み方を扱います。

探す前に、軸をひとつ決める

求人サイトを開いて、条件を何も入れずに眺めると、どれも良さそうに見えます。

だから先に、取り戻したいものを、検索の条件に置き換えます。

土日の休みなら年間休日120日以上と完全週休2日制(土日)。お給料なら年収の下限を入れ、賞与と残業代の扱いも確かめる。体への負担を減らすなら職種で絞る。業界に関わり続けるなら業種で絞る。条件はひとつかふたつで始める。

条件は、ひとつかふたつで始めます。 最初から全部入れると、求人がほとんど残りません。残った求人を見ながら、少しずつ足していきます。

土日休みの求人の絞り方は、アパレル販売員が土日休みの仕事に移るにはに詳しく書きました。

求人票で見る場所

求人票は、書いてあることより書いていないことのほうが大事なことがあります。見る場所を決めておくと、読み飛ばしが減ります。

休みは、完全が付くかと年間休日の日数。給与は、月給の内訳と、残業代や賞与の扱い。仕事の中身は、全般としか書いていなければ面接で聞く。人と育成は、配属先の人数と中途の育て方。自動化は、定型の作業がどこまで自動化されているか。試用期間は、長さとその間の条件。

休み

給与

仕事の中身

人と育成

自動化の入り方

試用期間

行き先ごとに、見るところ

行き先によって、とくに気をつける場所が違います。

行き先 とくに見るところ 詳しくは
事務 事務の種類(営業事務か一般事務か)、定型業務の自動化 事務へ
EC 6つある仕事のどれを任されるか、担当の人数 ECへ
法人営業 入ってから最初の3か月の過ごし方、育成 法人営業へ
アパレル以外の販売・接客 単価、給与の形、評価のされ方、年間休日 販売・接客へ
土日休みの仕事全般 休みの表記と、年間休日 土日休みへ

応募の数は、決めなくていい

「何社に応募すればいいですか」とよく聞かれます。このガイドでは、数の目安は出しません。

第1章でも書いたとおり、当サイトの取材では、

がいました。どちらも、転職はうまくいっています。

数を目標にすると、合わない求人にまで応募して、面接の時間が足りなくなります。 働きながらの場合はとくにそうです。

代わりに、こう考えてください。

書類が通らないとき、見直す順番

応募しても書類が通らない。そういうときは、上から順に見直してください。

  1. 応募先と軸が合っているか。取り戻したいものと、応募している求人がずれていないか
  2. 前に出すものを、応募先ごとに変えているか。事務と営業に、同じ職務経歴書を出していないか(職務経歴書ガイド 第3章)
  3. 数字に文脈が添えてあるか。達成率だけ書いていないか
  4. 人に見てもらったか。自分で書いたものは、足りない部分が見えません。エージェントを使っていれば、担当者に頼めます

書類が通らないのは、経験が足りないからとは限りません。 伝わる形になっていないだけ、ということがよくあります。

この章のまとめ

次の章では、求人を見極める方法と、内定のあとに条件を書面で確かめる手順を扱います。