SURVEY
調査
アパレルを辞めた
100人に聞きました
正社員・契約社員としてアパレル販売をしていて、いまは離れている100人に、辞めたきっかけと、その後を伺いました。年収が上がったのは71人、辞めてよかったと答えたのは65人です。
年収は、上がった人のほうが多い
転職して年収がどう変わったかを聞きました。71人が上がったと答えています。 下がったと答えたのは9人でした。
- 200万円以上、上がった22人・22%
- 100万〜200万円、上がった22人・22%
- 100万円まで、上がった27人・27%
- ほとんど変わらない20人・20%
- 100万円まで、下がった4人・4%
- 100万円以上、下がった5人・5%
上がった中でも幅があります。200万円以上、上がった人が22人。 一方で「ほとんど変わらない」も20人いました。
65人が、離れてよかったと答えています
- とてもそう思う28人・28%
- ややそう思う37人・37%
- どちらともいえない25人・25%
- あまりそう思わない7人・7%
- まったくそう思わない3人・3%
そう思わないと答えた方も10人います。全員が満足しているわけではありません。
年収と重ねると、はっきりした差が出ます。 年収が上がった71人のうち、よかったと答えたのは53人(75%)。 上がらなかった29人では12人(41%)でした。
辞めたきっかけや行き先によっても差が出ています。 何が分かれ目だったかはアパレルを辞めてよかったか。100人に聞いた結果と、分かれ目にまとめました。
辞めたきっかけ
あてはまるものをすべて選んでいただきました。1人がいくつも挙げているため、 合計は100人を超えます。
- 給与が上がる見込みがない31人・31%
- 心身の負荷30人・30%
立ち仕事やシフトによる体力面の負担
- 他にやりたい仕事があった27人・27%
- この先の頭打ち26人・26%
社内で上がっていける見通しが持てない
- 業界や店舗の先行き23人・23%
- 職場の人間関係16人・16%
- 生活設計10人・10%
結婚・出産・育児など、生活との両立
- その他2人・2%
給与と体力面が並んで上位に来ました。 その下に「他にやりたい仕事があった」「この先の頭打ち」が続きます。
いま辞めたいと感じている方に向けて、決める前に整理しておきたいことと、辞め方の順番をアパレル販売員を辞めたい。決める前に知っておきたいことにまとめています。
多いのは、いまのつらさより「この先」
7つの選択肢を、その文言がいまのことか、この先のことかで分けました。
頭打ち・業界の先行き・給与の見込み/57人
体力面・人間関係・生活との両立/50人
この先どうなるかを挙げた方のほうが多いという結果でした。 両方に入る方が23人います。
分け方の基準は、選択肢の文言です。 「給与が上がる見込みがなかった」は先の話なので「この先」に、 「生活との両立が難しかった」はいまの困りごとなので 「いまがつらい」に入れています。
「他にやりたい仕事があった」(27人)は、どちらにも入れていません。辞めるほうへ押す力ではなく、他所へ引く力で、性質が違うためです。
聞き方を変えると、答えが変わります
当サイトでは、これより前に49人分の自由記述を集めて分類していました。同じ「辞めたきっかけ」ですが、結果がはっきり違います。
| きっかけ | 自由記述 49人 | 選択式 100人 |
|---|---|---|
| 給与が上がる見込みがない | 10% | 31% |
| 心身の負荷 | 16% | 30% |
| 他にやりたい仕事があった | 16% | 27% |
| この先の頭打ち | 22% | 26% |
| 業界や店舗の先行き | 16% | 23% |
| 職場の人間関係 | 4% | 16% |
| 生活設計 | 18% | 10% |
どちらかが誤りというわけではありません。自由記述ではいちばん大きな理由が書かれ、 選択式では当てはまるものすべてが選ばれます。 だから選択式のほうが全体に数字が大きく、順位も入れ替わります。
動きが大きいのは給与(10%→31%)と人間関係(4%→16%)です。真っ先に書く理由ではないけれど、聞かれれば当てはまる。そういう理由なのだと思います。
当サイトでは、選択式100人のほうを主に使っています。人数が多く、同じものさしで全員に聞けているためです。 自由記述のほうは、選択肢を作るときの土台として使いました。
どこへ移ったか
- 事務・管理24人・24%
経理・人事・総務など
- 販売・接客20人・20%
アパレル以外
- 営業17人・17%
広告営業・人材紹介など
- 医療・介護・福祉11人・11%
- EC・SNS運用・マーケティング10人・10%
- その他9人・9%
- カスタマーサポート・コールセンター5人・5%
- 美容・エステ・サービス4人・4%
事務・管理がいちばん多く24人。次いでアパレル以外の販売・接客が20人、営業が17人でした。
職種によって年収の変わり方が違います。営業に移った17人のうち16人が、年収が上がったと答えました。 事務・管理では24人中15人です。
転職活動で困ったこと
- 職務経歴書に何を書けばいいか分からない29人・29%
- 自己PRで書くことが思いつかない29人・29%
- 在職中で、時間が取れない28人・28%
- どの転職エージェントに相談すればいいか分からない26人・26%
- 面接で何を聞かれるか分からない26人・26%
- アピールできる実績や数字がないと感じた25人・25%
- 相談できる相手がいない19人・19%
- 求人の探し方が分からない18人・18%
職務経歴書と自己PRが同率で最多でした。 書類の段階で止まっている人が多いということです。
書き方は職務経歴書ガイドにまとめています。
「どの転職エージェントに相談すればいいか分からなかった」が26人でした。 この100人が実際にどこを使ったかは元アパレル販売員100人が使った転職サービスにまとめています。
調査概要
| 調査名 | アパレル販売からの転職に関する調査 |
|---|---|
| 調査主体 | アパレル販売員の適職診断(uriba-next-career.com) |
| 調査方法 | インターネットリサーチ(セルフ型アンケートツール「ユニーリサーチ」を利用) |
| 調査期間 | 2026年9月12日 |
| 調査対象 | 18〜50歳の男女のうち、正社員または契約社員としてアパレル販売(店舗での接客・販売)に従事した経験があり、現在は離れている方 |
| 抽出方法 | 1,313人にスクリーニングを配信。アパレル販売の経験がある方は293人で、うち条件に合致した方から回収 |
| 有効回答数 | 100 |
| 設問数 | 本調査7問(うち複数回答3問)。ほかにスクリーニング2問 |
スクリーニングでは、アパレル販売の経験と、そのときの雇用形態を伺いました。アルバイト・パートと派遣は対象外としています。 短期の経験まで含めると、販売員としてのキャリアの話ではなくなると考えたためです。
複数回答の設問では、選択肢の並び順をランダムに表示しています。 上にある選択肢ほど選ばれやすいためです(「その他」「該当なし」は固定)。
別途、2026年8月に49人分の自由記述を集めています。オンラインインタビューの募集に応募された方の自由記述を、当サイトで分類しました。書かれているのは多くの場合、いちばん大きな理由です。分類は当サイトで行ったもので、ご本人の記述はそのままの形では掲載していません。
回答者の内訳
男性59人・女性41人。
- 20代以下7人・7%
- 30代27人・27%
- 40代59人・59%
- 50代7人・7%
男女比について
アパレル販売員は女性が多い印象があるので、男性のほうが多いことを 意外に思われるかもしれません。ただ、配信した1,313人のうち、アパレル販売の経験がある293人の女性比は48%でした。経験のない方(50%)とほとんど変わりません。調査に回答する方の中では、アパレル販売の経験者に女性が偏っていませんでした。
なお、今回のデータでは雇用形態によって男女比が違いました。 アパレル販売を離れた202人のうち、正社員だった方は女性39%、アルバイト・パートだった方は女性68%です。正社員・契約社員に絞ったことも、男女比に影響しています。
実際のアパレル販売員の男女比が実態としてどうなのかは、この調査からは分かりません。
年代について
40代が59人と多くなっています。 これは調査に回答する方の年代構成によるもので、配信した1,313人全体でも40代が56%を占めていました。 アパレル販売の経験者に限った話ではありません。
読むときの注意
この100人は、すでにアパレル販売を離れた方です。辞めなかった方は含まれていません。 「アパレル販売員の○%が」という読み方はできず、言えるのは 「辞めた100人のうち」までです。
100人という規模では、1人が1ポイントです。少数の項目は実数で読んでください。
2つの調査は合算していません。集め方も聞き方も違うため、足すと意味が壊れます。
引用について
この調査結果は、出典を明記いただければ引用して構いません。図表の転載も可能です。
出典表記の例:アパレル販売員の適職診断「アパレル販売からの転職に関する調査」 (2026年9月/n=100)
数値についてのご質問や、追加の集計のご相談はこのサイトについてのお問い合わせ先へお寄せください。
年収が上がった人も、変わらなかった人もいます。違いは、どこへ移ったかでした。
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