ガイド / 面接ガイド

VOL.3 第3章 / 全5章

「なぜうちなのか」に答える

辞める理由の次に来るのが、なぜこの会社なのかです。

書類にどう書くかは職務経歴書ガイドの第4章にあります。ここでは、口で聞かれたときにどう答えるかを扱います。

「アパレルでもできるのでは」と言われたら

いちばん多い切り返しがこれです。

それ、いまの会社でもできませんか

ここで止まる方は、なぜ辞めるのか(1階)を飛ばして、なぜこの会社か(2階)だけを話しています。 前の章の順番で先に1階を話しておくと、この質問はそもそも来にくくなります。

来た場合も、答えは前の章で作ったものです。売場でできることの範囲ではなく、続けたときに何が積み上がるかの話に戻してください。

志望動機は、思いつくものではなく調べるもの

「熱意が足りない」と言われる志望動機は、たいてい熱意ではなく情報が足りていません。

調べれば書けます。見る場所は決まっています。

求人票では、自分の経験と重なる業務と、どんな人を採りたいと書いてあるかを見る。商品とお店では、実際に行って見たもの、価格帯と客層、売場の作り方。公開されている情報では、会社が力を入れていることと、ここ数年で始めたこと。

求人票

求人票の読み方そのものは、土日休みの仕事に移るにはに書いた「休み」の読み方が、そのまま他の項目にも使えます。

商品とお店

ここはアパレル出身者が強いところです。買う側として見てきた目を持っています。

小売や消費財の会社を受けるなら、行ってから面接に臨んでください。 見てきた話は準備した話に勝ちます。

公開されている情報

「分からないので聞かせてください」は、使えます

調べても分からないことは残ります。そこは無理に埋めないでください。

分からないまま話すと、必ず見抜かれます。 代わりに、面接の最後で聞けばいい質問になります。逆質問は第4章で扱います。

同じアパレル業界へ移る場合

業界内での転職は、聞かれ方が少し変わります。なぜうちのブランドなのかが中心になります。

答えるときは、いまいるブランドとの違いを、売場の言葉で話してください。

前のブランドを下げて、応募先を持ち上げる話し方はしないでください。 業界は狭く、面接官は前職のやり方を知っています。どちらにも良いところがあるという前提で、自分がどちらを選ぶかの話にすると、角が立ちません。

本社の仕事を受ける場合

「なぜ社内で異動しないのか」と聞かれることがあります。

当サイトの取材では、販売から本社職に移った方が、その壁を構造として説明していました。本社に枠がない、中から上げてもらう仕組みがない、そして売れる人ほど店から離してもらえない。この方の場合は、一度業界を出てから戻っています。

本当言うとオフィスの仕事どこでもできると思う

本当はだけどそれがすごく認められづらいので、なかなかプロモーションは難しいんですけど

これは会社の悪口ではなく、業界の構造の話です。 同じように、事実として説明できれば角は立ちません。くわしくはアパレル販売員が本社に行くにはにあります。

この章のまとめ

次の章では、アパレル出身者にだけ来る質問を扱います。