ガイド / 職務経歴書ガイド

VOL.2 第5章 / 全5章

出す前に、確認すること

書き上がったら、出す前にひととおり確認します。

ここで見るのは誤字ではありません。販売の経験が、読む人にどう受け取られるかです。

誤解されやすい3つ

放っておくと、こう読まれてしまう、というものが3つあります。先に潰しておきます。

接客は指示されたことをやっていたと読まれやすいので、自分で決めて動いた話を1つ入れる。パソコンが使えますでは伝わらないので、関数名と何の作業に使ったかまで書く。店長の中身は会社で違うので、人数・予算・権限の範囲を書く。

「接客=指示されたことをやっていた」と読まれる

いちばん多い誤解です。売場に立っていた、という書き方だけだと、受け身の仕事に見えます。

対策は、自分から仕掛けた話を1つ入れることです。前の章の自己PRがそのまま効きます。売場の並べ方を変えた、声かけを変えた、レイアウトを提案した。小さくて構いません。

「言われたことをやった」ではなく「自分で決めてやった」が1つあるだけで、読み方が変わります。

「パソコンが使えます」では伝わらない

事務や管理部門に応募する場合、ここは具体的に書かないと通りません。

使った関数名や、何の作業に使ったかまで書いてください。 自信が持てない場合は、応募前に資格を取るという選択もあります。

「店長」の中身は、会社によってまるで違う

店長・副店長として応募する場合、肩書きだけでは何も伝わりません。 権限の範囲が会社ごとに違うためです。

4つ目まで書けると強いです。権限の範囲を正確に書ける人は、実態を分かって仕事をしていた人だと伝わります。

盛らない

数字を大きく見せたくなる場面がありますが、やめておくほうが得です。

理由は面接にあります。書類は通っても、面接では必ず深く聞かれます。 そこで説明できないと、その1点だけでなく、書類全体の信頼が下がります。

線引きはこうです。

書いてよいのは、事実に目的や役割を足すこと、チームの成果を自分の関わり方を明記して書くこと、概算であることを添えて概数を書くこと。書かないのは、やっていないことを書くこと、チームの成果を自分の成果として書くこと、覚えていない数字をそれらしく書くこと。面接で必ず深く聞かれる。

数字が曖昧なら、曖昧なまま書いて構いません。 「おおよそ」「月平均で」と添えれば足ります。前の章でも書いたとおり、規模や条件を添えるほうが、大きな数字より正確に伝わります。

提出前のチェックリスト

迷ったら、人に見てもらってください

自分で書いたものは、足りない部分が見えなくなります。

当サイトの取材でも、エージェントに実績の書き方を具体的に指示されて書いた、という話が出ています。エージェントに相談する前提であっても、材料を集めてから行くほうが話が進みます。 このガイドは、その手前を埋めるために書きました。

このガイドのまとめ

書き上がったら、あとは出すだけです。最初の1社で完成させようとしなくて構いません。 出して、反応を見て、直す。それが普通の進み方です。

書類が通ったあとのことは、面接ガイドにまとめました。辞めた理由の話し方から、当日の服装までを扱っています。